鉛筆の持ち方

鉛筆の持ち方が正しくないお子さん,けっこういますよね。

そのため,文字のバランスが悪くなったり,筆圧が弱かったり・・・

今回は,すばるで実践した,鉛筆の持ち方指導を紹介します。

このお子さんは,鉛筆の持ち方がぎこちないため,字形が整わずマスからはみ出したり

漢字の右ばらいができなかったりすることがありました。

すばるの指導では,まず市販の持ち方矯正器具をつけたり 

矯正用の三角鉛筆を試したりしました。

p1000231.jpg

しかし,どれも書きやすさを実感してもらうことはできませんでした。

次に,鉛筆以外のもので書きやすい筆記用具がないか調べました。

筆ペンや太いマジック,名前ペン,ボールペンなど様々なものを試してみました。

その結果,太いマジックで書いたとき,正しく握ることができていました。

そこで,これをヒントに担当スタッフが鉛筆を自作しました!

市販されている円柱棒を15cm程度に切り,中央にドリルで穴を開け,鉛筆の芯を埋め込み,

円周が5cmのものと6cmのものを作りました。

そして,これらの鉛筆と,普通の鉛筆にテーピングを巻いたものを用いて書き比べをしてみました。

その結果,滑りにくくて書きやすかったのはテーピングを巻いた鉛筆でしたが

正しく持つことができていたのは,円周6cmの自作鉛筆でした。

p1000236.jpg

(左から 普通の鉛筆にテーピング・円周5cm鉛筆・円周6cm鉛筆)

dsc00194.jpg  普通の鉛筆にテーピングの場合。持ち方が・・・

dsc00198.jpg  円周6cmの鉛筆の場合。 正しく持てた!

そこで,円周6cmの自作鉛筆に滑り止めの輪ゴムを巻くと,正しい持ち方で,滑らずに書けるように

なりました。

鉛筆の芯は,柔らかい3B~4Bを使用しました。

dsc00197.jpg  滑り止めがあるとバッチリ!

この鉛筆を使用すると,決められたマスの中に文字を書くことができるようになり,

できなかった右ばらいもできるようになりました。

すばるでの個別指導終了後も家庭で継続的に練習してもらうようにしました。

そして,個別指導終了後3ヶ月で普通の鉛筆を正しく持つことができるようになり,

字形も整えて書くことができるようになりました!

鉛筆を使って字を書くことは,不器用なお子さんにとって大変なことです。

少し視点を変えて,いろいろな筆記用具を使って試してみることも大切です。

これまでの経験から,握る部分が少し太めの筆記用具から練習すると,

お子さんにも負担が少ないように思います。

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